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2002-05-29-Wed ズーラシア [長年日記]

_ 開校記念日なので

今日は風と海の小学校は開校記念日で休校。それに合わせて亭主も仕事を休み、ひさびさにど平日の行楽。目的地は、よこはま動物園・ズーラシア。実は18日にも野毛山動物園に行き、さらに先週娘たちは遠足で金沢自然動物園に行っているので、いくらなんでも2週間足らずの間に動物園3タテ(親は金沢には行ってないが)というのはいかがなものかと思ったのだが、娘たちの希望もあったので、天気もよさそうだし、本格的な夏に入る前に行くことにした。なんといっても、ああいう混雑するところは平日に学校も含めて休みというチャンスがないと、なかなか行く気がしない。

園内のレストランも充実しているようだが、やはり基本どおりお弁当を用意し、上大岡の自宅をクルマで出発したのが9時ちょうど。途中、毎度のことながら環状2号線の上永谷〜下永谷がごちゃごちゃと流れが悪かったのを除けば、ほぼ順調に約35分でズーラシアに到着。さすがに平日だけあって駐車場にもすんなりとは入れたが、どこも遠足シーズンと見え、幼稚園、小学校、そしてアメリカンスクールの団体とかち合っていることが判明。同じ流れで回ると、かなりうっとうしいことになりそうなので、ちょっと順序を入れ替える。

といっても、さすがに完全に逆周りというわけにも行かず、途中をショートカットして、一部を先回りし、最後に見てないところをフォローするという作戦。

ズーラシアは、動物を本来の生活環境別に分類している。入り口からの順番でいくと、「アジアの熱帯林」「亜寒帯の森」「オセアニアの草原」「中央アジアの高地」「日本の山里」「アマゾンの密林」というゾーン設定。入園すると「アジアの熱帯林」ゾーンで、最初に出迎えてくれるのはインドゾウ。

←インドゾウ

作戦としては、このゾーンの人気者であるオランウータンやスマトラトラ、ウンピョウを後回しにして、早めに「亜寒帯の森」へと移動。さらにここもカットして、「オセアニアの草原」に移動。アカカンガルーなどを見たあと、「亜寒帯の森」を逆周り。大好きなホッキョクグマが体調不良で見られなかったのは残念だが、水中の様子まで見られるように作られたミナミアフリカオットセイとフンボルトペンギンのコーナーは、これを補って余りある面白さだった。

←ミナミアフリカオットセイ

ここで再び「オセアニアの草原」に戻る。入園して1時間半。この頃になると、各団体の足並みも乱れてかなり分散してくる。ここの「オージーヒル」と名づけられた一角にはレストランもあるが、その近くでちょっと早めのランチ。そしてランチの後は「中央アジアの高地」にいるこの動物園のスター、キンシコウ(金沢自然動物園から移された)とオカピのところへ。

←オカピ

しかし、今回その愛らしい魅力に初めて気づかされたのは、「アマゾンの密林」にいるオオアリクイ。

←オオアリクイ

もちろん見るのは初めてではないが、今まではあまり気にとめたことはなかった。しかし、今日はいつになく活動的なアリクイの姿を見て、改めてその特異な姿と愛嬌に驚きすら覚えた。だいたい、自分の主食を名前にしている動物なんて、ほとんど見たことも聞いたこともない。

ルートとしては、ここでいったん退園ゲートから出て(当日は再入園自由)、あとは「アジアの熱帯林」の残りをクリア。だいたい2時くらいまでには遠足組は帰り始めるので、平日の園内はかなりゆったり。再度挨拶をしたインドゾウの周りもすでに午前中の喧騒はない。そして、めちゃくちゃ愛らしいウンピョウの双子の子供たちを堪能し、ボルネオオランウータンではちょうどスタッフのガイドをやっていたので「営業」を楽しんでフィニッシュ。ここには、野毛山動物園から移されたジュリ君もいるのだが、昔抱っこさせてもらった頃とは見違えるほど大きくなっていた。もう、さすがに強すぎて人間が簡単に遊べる相手ではない。なにしろ大人のオランウータンの握力は300kgだというし。

やっぱり平日の遊びはゆとりが違う。そういえば、「アマゾンの密林」に続くエリアでは、拡張工事が仕上げに近い様子。特に動物が増えるというわけではないようで、広場や遊具がメインらしいが、様子からすると夏休み前にはリニューアルオープンか? だとしたら、また秋以降の平日に機会があれば、遊びに行ってみたい。


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