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2002-04-20-Sat いきなり異文化コミュニケーション [長年日記]

_ 町内めぐり

今日は娘(海)が学校で「町の自慢」を見つけて発表するんだかなんだかで、その確認に街散歩。上大岡の自慢、ねぇ。景色、といっても高台から富士山が見えたりベイブリッジが見えるところもあるが、そういう点ではイマイチ中途半端な街であるのは否めない。交通アクセスとかの利便性は、街から出ない小学生の海にはあまりピンとこないようだし。そこで、とりあえず買い食いツアーに出かける。やはり、地元のおいしいお店がよいというもので。

いくらおいしいといっても、8歳の子供がこじゃれたレストランなどを紹介するのは、いかにも黒幕の大人の影がちらついていやらしいので、普段、子供が好む定番の惣菜を拾うことにした。1軒目は、ヨーカドー上大岡店近く、我が家がよく焼き鳥を買う鶏肉専門店の「みのまさ」。ここの店頭で売っている焼き鳥(つくね以外は1本90円)は、子供の(親も)大好物。ここでカシラ(これは豚ですけど)と皮を亭主と海、そして風のぶんを買って、次の店に向かう。

鎌倉街道を渡り、駅前の中央商店街を進んだところでお惣菜(主に揚げ物)の「久野屋」へ。ここは上大岡に住む人ならたいていの人は知っているという、うまい、安いという店で、特に評判なのがコロッケ(1個60円)。もちろん「町の自慢」。当然コロッケを3個仕入れる。

ここらへんで、すでに本来の目的はかなり怪しくなり、ただの昼飯探しになっており、本当はおにぎりはウイングの地下に買いに行きたいところなのだが、娘たちの「ハラ減った」コールに負けて、主食は近くのスリーエフでおにぎりと子供の好きな納豆巻、そして1リットル入りの生茶を買うことに。これを持って、大岡川沿いにちょっとさかのぼった青木神社を目指す(近くでほかに弁当を広げる場所が思いつかなかったもので)。

あらかたランチも終盤、というところで、神社に中東系とおぼしき男二人が入ってきた。どうも、何か聞きたそうな感じ。あちらも、神社の社の階段に座り込んで昼飯食ってる親子、というのをどういう風に見ているのかわからないが、こちらもいつもこういう生活というわけではないので、そっち方面の質問だと困る。

「This is temple?」 いや、これは天ぷらじゃなくてコロッケ、というボケかましてる場合じゃなくて、え〜と、寺じゃなくてさ、神社、あれ、神社って英語でなんていうんだ?

「Budda?」 いや、それは寺ですから、これはジャパニーズトラディショナル(そうか?)ごっず(godの複数形って通じるのか?彼ら唯一神しか認めないんだろ?たぶん)。え〜と、とにかくOne of godでね、祭るというか、ここで呼ぶというか、あれ?青木神社の祭神はなんなんだ? どこにも書いてないじゃん。いや、とにかくその神様たちが日本作ったりしたって話がね、あるんですよ。世界のことはともかくね。十字架みたいのはないんですよ、キリスト教と違うし、イスラムでもないし。え?釈迦像?だから寺じゃないんだって!鳥居のマークは小便するな、じゃないし……だからいろいろ聞くなって!

……英語は得意じゃないけど、なかでも宗教の説明となるとまったくボキャブラリーが足りない。神社、賽銭、多神教、日本語でも説明しきれんもの、どうして英語で説明できようか。う〜む、宗教はともかく、日本文化として神道の勉強もしとかないといかん。

町の自慢を巡るはずが、日本の恥をさらすことになろうとは。


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