前 | 2006年 11月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
日本では昨日から公開の映画、「父親たちの星条旗」を川崎チネチッタまで観に行く。
重いテーマの作品で、作品としての感想も、間違っても「面白い」とは言えないものだが、大きすぎる戦争の犠牲というものを、派手な演出もなく、哀しく描いている。
第2次世界大戦での日本の敗戦は、アメリカの圧倒的な物量との違いであるような歴史認識が、大きな間違いであることを初めて知った。何よりもこの映画は戦争には両者の視点があるということを描くという重要なテーマがあるわけで、イーストウッド監督は「苦悩」を淡々と鮮やかに描いている。
犠牲を伴わない戦争などありえない。それは国の勝敗とはまったく別の話なのだ。
たとえその国の指導者が馬鹿でかすの悪魔だとしても、戦争は避けたいものだ。でも、仕掛けられたらそんな悠長なことは言ってられないし。