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今晩は、深夜取材。23:00からしばらく屋外ロケである(2時か3時には終わると思うけど)。さて、防寒装備はどのくらい必要だろうか。なんか、0℃くらいになるかもしれないしなぁ。雨でないだけまだましかもしれないが、風邪だけは患いたくないものだ。
仮眠をとった後、風呂、夕食。そして着替え。
と、書いたところで、そろそろ出発(20:50記)。
東海道新幹線の保線作業の撮影に同行するのが、今夜の仕事。新幹線の保線は夜間にしかやらないので、必然的に写真が欲しければ深夜におつきあいすることになる。万一を考えて早めに出発したのだが、環状2号線の流れは順調で、案の定30分くらいで着いてしまい、新横浜駅周辺に着いたのは21:30。事前にネットで調べたコインパーキングに駐車しようとしたら、向かい側に照明の明るいリパークがあり、価格体系も同じだったので車上荒らしを警戒してこちらにクルマを入れる。駅での待ち合わせ時間まではあと1時間ある。
駐車場でジーンズの上からスキーパンツを履き、準備は完了。上は長袖Tシャツにとっくりセーター、デニムシャツ、インナーがダウンのジャケット、下はアンダータイツ+ジーンズ+スキーパンツという着膨れ状態である。ソックスも2枚。
新横浜駅でカメラマンの雨氏と22:40に合流。保線所へ。
保線所でヘルメット、安全靴と夜光シール付きのアノラックを借りて、保線所のクルマで23:20くらいに出発。向かったのは南万騎が原付近の現場。ちょうど0:00くらいに到着。ここで今晩、道床更換作業があるのだ。一晩で40mくらいの区間の道床バラスト=砕石を取り換える。まずは人手で上り線の施工箇所に作業車を入れる準備をし、そこに作業車が入ってマクラギの下の古バラストを掻き出して行く。下り線にいるトロッコへ古バラストを流し込むところまでこの作業車がやる。バラストを掻き出して空洞になったマクラギの下には、作業員の人たちが支えになるブロックやくさび状の板などを差し込むという、「人車一体」になった作業だ。
そのあと新バラストを流し込み(これも専用の保守用車がある)、支えやジャッキなどを取り除き、バラストを均等にしたところでやはり大型保守用車のマルチプルタイタンパ(通称マルタイ=突き固め作業車)、道床安定作業車(DTS)が仕上げをする。
マルタイのタンピング部分
道床更換作業で何をやるかという知識はあったが、実際に見ると時間も寒さも眠気も忘れるような迫力。とくに、大型作業車がしずしずと進む姿は、「サンダーバード」を観て少年期を過ごした自分には、懐かしさと興奮を呼び起こさずにはいられない。
2:30、マルタイ作業が始まったところでこちらは引き上げたが、非常に貴重な体験をした夜だった。新横浜に戻ったのは3:00、着替えて駐車場に戻ったのは3:30、帰宅は4:00。