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6:58奈良行きの電車に乗るため、5時起き。のつもりが一瞬気を失って、40分くらい寝てしまった。昨夜買っておいたクラブハウスサンドを食べている時間はないな。一緒に買ったジュースは冷蔵庫がないからぬるくなってしまったし。とにかくシャワーを浴びて駅へ。新幹線や奈良線に乗るには、八条口目の前の宿というのは都合がよい。宇治まで30分。カメラマンのbuchi氏と待ち合わせ。ここから奈良県室生寺まで、約2時間強。途中の休憩は針インター近くの道の駅だけ。高野山ほどでないにしても、遠いなぁ。
室生寺に到着したのはほぼ10時。寺務所でお話を伺ってから、本日のお目当て、国宝十一面観音像が安置されている金堂へ向かう。
仁王門には赤と青の仁王像
とにかく文化財だらけの寺院である。仏像だけでなく、堂宇も国宝と重要文化財だらけ。金堂は国宝、金堂を正面に見た左に建つ弥勒堂は重文に指定されている。金堂では、特別に内陣での撮影をお許しいただいた。
金堂。左端が十一面観音菩薩像
やや男性的な体躯と表情を見せる十一面観音以外も、隣の文殊菩薩像は重文、その隣のご本尊・釈迦如来立像は国宝、そのほか、取り囲む仏像は手前に並ぶ十二神将像も含めて重文ばかりである。
金堂での撮影後、少し上に立つ本堂(国宝)と五重塔(国宝)へ。この五重塔が1998年の台風で倒木によって大きな被害を受けたのも記憶に新しい。それも2000年の秋には修復されて、今は美しい姿を取り戻している。
本堂と五重塔
室生寺から龍穴神社と奥宮の龍穴、招雨瀑まで足を伸ばして、今回の取材はおしまい。
まるで龍のような招雨瀑