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2005-04-12-Tue 今明かされる衝撃の真実 [長年日記]

_ または大いなる誤診

朝、病院に寄る。といっても、風邪をひいたわけでも花粉症になったわけでも怪我をしたわけでもない。水虫用の軟膏を処方してもらうためである。そう、平素はほとんど悩まされることはないのだが、靴と靴下を長時間着用していると、足が蒸れて指の又のところがふやけてしまう。で、予防的処置として、ここ何年も、軟膏を塗っているのである。こうしていると、とりあえず症状はほとんど出ない。で、そのヤクが切れそうになったのを期に、久々に専門医の診察を受けてみることにした。

わけあって、今回が初診となる病院。

「足の裏や踵などはなんともないようですね〜」

(お〜今回は偏平足のことは言われなかったぞ)

「ちょっと皮膚を取って調べますね。今までにこういう検査は?」

「受けてません。だいたい足を見ると『水虫ですね』って言われたので」

——足の指の又のところから、ピンセットで皮膚片をいくつか採取。

「じゃぁ、検査の結果が出るまで待合室で待っていてください」

——待つこと10分足らず。再び診察室へ。

「菌は出ませんでした」

「へ?」

「水虫とは違うようですね。水虫の薬はやめて、湿疹や皮膚炎用の軟膏を出しますから、これで1〜2週間様子を見ましょう」

「へ?」

どーゆーことかな。今まで20年も水虫だと思って恥をしのび、家族の白い目に耐え、裏街道を歩いてきたのに。いまさら水虫じゃない? 菌が出ない?

……勘弁してくださいよ!(いや、あなたじゃないんだけども、ドクター)水虫ではないという診断は、たしかに嬉しい。それは嬉しいんだけれども、この失われた20年は、だれがどう償ってくれるのだ。

こうしてワタクシは、「湿疹・皮膚炎用の軟膏」の処方箋を手に、病院を後にしたのであった。

_ 今月から30分早く英会話のお迎え

クラスを変えたら、時間も変更。しかし、定時に退社してもぎりぎりセーフというタイミングになってしまった。これで神田勤務だったら、ぜんぜん間に合わない。先週は出張中だったので、この時間のお迎えは今日が初めて。こりゃ、ちょっと打ち合わせが延びたとか、退社間際に電話がかかってきたら間に合わんぞ。代わりにmiumiuの出動機会が増えるかも(現に、先週はそうだった)。

娘たちだけで帰宅する能力はもちろんあるのだが、問題は街を徘徊する変質者、犯罪者、精神異常者である。自らの小学生時代と照らし合わせてみるに、35年間で日本という国はずいぶんと物騒になったものだ。


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