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天気予報だと、今週はずっとこんなどんよりした、雨が降ったり止んだりで雲が取れない天候が続くようだ。しかし、この時期のこんな天気は珍しくないのだとばかりに、ちゃんと「菜種梅雨」という言葉が存在するところが、何とも日本という国は情緒があるというか、なんでも名前をつけるというか。天候にこんなにも名前をつける民族も、世界にそうたんとはおるまい。
暑過ぎて長すぎる夏、短すぎる秋など、日本の四季もずいぶんと異常な様相だが、菜種梅雨なんて言葉を拾っていくと、逆に日本には四季どころが10も20も季節があるような気がしてくる。年によって、7つしか季節がない年とか、18くらいの季節に分かれることがあったり、そういうのも一興ではある。
妙に肌寒い日が続くせいか、葉桜になりかけのまま、花を落とさない桜も多い。気温が上がらないせいで虫が出てこないから、受粉するまで待っているようでもある。
雨といえば、娘たちの通学用の靴が問題だ。女性用の、というか23cmくらい〜のサイズをそろえているホワイト基調のシンプルなデザインで、なおかつゴアテックス採用の防水透湿、なんてスニーカーはないもんだろうか。
ちょっとネットで探したんだが、防水性能というと、アウトドアシューズばかりで色もブラウンとかカーキ、グレーなど濃色のものがほとんど。デザインもごついし、このデザインは中学の制服で履ける靴ではない。ビジネスシューズにも防水仕様がある。通勤に防水性能が必要なら、子供の通学の靴だって同様ではないだろうか。
靴メーカーには、一考を促したいところである。
もっとも、大人と違って足がすぐに大きくなってしまうから、望みどおりの靴があっても15,000円もしたら買うのを躊躇してしまうのだが。そこが悩みどころ。ゴアの靴は高いから。
今日もお弁当持参。おかずをレンジで温めようと思ったが、娘たちはそのまま食べるしかないのだと思い、同じ条件で食べることにした。もっとも、フリーズドライの納豆汁は加えたけれども。
大人が昼に弁当を食べるときは、職場には電子レンジもあり、熱湯が出るポットもあり、必要があれば冷蔵庫で冷やすこともできる。しかし、学校ではそうはいかないから、大人よりもずっと厳しい条件で昼食を食べているのである。
さらに、娘たちの時間割を見たら、昼食に割ける時間は20分しかない。昼休みが20分。それで手を洗い食事をし、午後の授業に備えてトイレにも行き……というのは、虐待に近いと思う。毎食後に歯を磨く習慣のあるワタクシのような人間は、10分足らずで飯を食うしかないではないか。現に海は、時間が足りなかったといってご飯を残して帰ってきた。量が少ないくらいの弁当を食べきる時間がないとは。
食育基本法まで施行された世の中にあって、明らかに逆行するような劣悪な条件である。食事くらい、ゆっくりとよく噛んで食べられる時間をとるのも教育だろ。それとも、どこかから指導されないとそんなことも考えられないのだろうか——学校の職員という役人は。それとも、昼休みを削ってでも早く塾に通わせたいという、ゆがんだ親がこうさせているのだろうか。
いずれにしても、そこに愛はない(弁当に込めた愛も台無し)。