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くまのプーさんが、ハリウッドの殿堂入りをしたそうな。
しかし、そもそもディズニーのくまのプーさんなんて、まったく認めていない。あれは、原作者に対する冒涜といえる行為である。同じ英語圏といえ、イギリスとアメリカの違いをひじょうに端的に表しているのが、オリジナル・プーとディズニー・プーではないだろうか。
オリジナル・プー(クラシック・プーとかいう言い方もあるらしいが、それをいうとクラシック以外が存在することを認めることになる。あ、「オリジナル」も一緒か)は、ある種の哲学的世界が展開するのに比べ、ディズニーの毒に触れると単なる馬鹿騒ぎになってしまう。オリジナルではあくまでも続編「プー横丁にたった家」の脇役として登場したトラー(ディズニー版では原作表記でティガー)がまるで主役のように振舞っているのは、あの騒がしいキャラクターがいちばんアメリカ人好みだからであろう。しかも、なりは大きいけどトラの子供だったはずが、ディズニー版じゃまるでおっさんではないか。
あんなものは断じて「くまのプーさん」ではないのである。
そもそも、先に殿堂入りしているネズミとアヒルはディズニーのオリジナルキャラだが、プーさんはディズニーが生み出したわけでもなんでもないし。それでもぬけぬけと栄誉に浴する厚顔無恥なところが、ディズニーの嫌いなところだ。
これを許せば、「千夜一夜物語」も「アンデルセン」も、みんなディズニーのものになってしまう。
プーさんで嫌いになって、「ジャングル大帝」をパクった「ライオンキング」で憎しみすら覚えるようになったディズニー。いつか天罰が下るであろう。
書こうと思えばいくらでも長くできるが、時間がもったいないので。
どの面下げて、遡った請求書なんか送りつけてんだ、馬鹿。この際、一度会社を清算して作り直したほうがいいんじゃないか。
おみゃーらにやる金なんか、一銭もねーだ!