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2006-10-09-Mon 西伊豆の旅 [長年日記]

_ 伊豆に行くのも久しぶり

恒例の秋休み。一昨年と去年は、一足早い紅葉を求めての旅だったが、今年は西伊豆。少なくとも紅葉は期待できない。

なんだかんだ言って、横浜に住んでいるくせに伊豆にはほとんど行っていない。理由は簡単、渋滞が嫌いだから。先日取材で修善寺(今は「伊豆の国市か)のモビリティパークに行ったのが、10年ぶりくらいの伊豆になるのかも。

昔は仕事柄伊豆には年に2回以上行っていたのに、環境でずいぶん違うものだ。

_ 旧天城トンネル

7時半くらいに出発。沼津ICからのアプローチ。世間では連休最終日ということもあり、渋滞などはまったくなし。2時間くらいで湯ヶ島まで来てしまったので、旧天城トンネルに寄り道。

「伊豆の踊り子」も松本清張も石川さゆりも知らなければ、旧道の天城トンネルには何も思い入れもないだろう。娘たちはそう。

だから、単純に古びたトンネルとして楽しんだようだ。

名所とは言っても、さすがに今では訪れる人もまばら。

_ 宇久須

修善寺あたりが「伊豆の国市」になっていたのも驚いたし違和感があったが、宇久須町が西伊豆町に取り込まれていたことも今回の旅で初めて知った。訳わかんないよ。

昼食はやぶ誠でそば。

_ 堂ヶ島

宇久須から南に138号線を下って、堂ヶ島に出る。もう20回目か30回目になるかも。でも、娘たちは初めてだし、だったらやっぱり遊覧船には乗らないとね。

堂ヶ島といえば天窓洞。船で岬の海食洞の中に入って行くという海上遊覧が、目玉。単に洞窟というだけでなく、その中央の天井がぽっかりと崩落しているので、洞窟に天窓が開いているような特異な景観が名所たるゆえんである。

まずは遊覧船の定番、小島と奇岩めぐり。遠くに天窓洞に入っていく別の遊覧船が見える。

湾内をぐるりと回って、いよいよクライマックスの天窓洞へ。潮の加減で、微妙にコースは変わる。

やがて天窓洞が見えてくる。洞窟の天井から光が差し込む様子は、ちょっと神秘的。

遊覧船を下船して、今度は天窓洞の上から覗き込んでみる。

眼下に遊覧船

しかし、堂ヶ島にいつの間にできたの? 加山雄三記念館。

_ 松崎

今日の目的地、宿泊地は松崎。伊豆では最も好きな町だ。伊豆のほとんどの地域では景色と食べ物がセールスポイントなのだが、松崎だけはかなり独特の文化があり、それが「観て食べるだけ」の観光地とは一線を画す。伊豆の各所で見られる漆喰のなまこ壁。その漆喰を使った鏝絵の芸術家・入江長八の故郷であり、その作品が多く遺されていることや、桜餅でおなじみの塩漬けの桜葉の産地であり全国シェアでも圧倒的(確か昔聞いた話では8割以上)という点など、個性が光る町なのである。

美術館などはチェックイン前の時間調整で混み合う時間帯なので、今日はちょっと離れたところにある旧岩科学校から見学。

洋風の建築様式と、伊豆の伝統的な建築を組み合わせた明治の洋館(?)で、そのコラボレーションの妙がすばらしい。当然、国の重要文化財。漆喰が多用されていることはもちろん、鏝絵も取り入れられた建築で、建物そのものが美術である。

天井のランプ掛け

かつては隣の小学校の施設としても利用されたという旧岩科学校。その小学校も今年度限りで廃校となるそうで、少子化の影響とはいえ、さびしいものだ。

宿のチェックインまでにはまだ時間があるので、なまこ壁の町並みを散策。

ときわ大橋

旧中瀬邸

_ 伊豆まつざき荘

今日の宿は、国民宿舎でも古くから人気の伊豆まつざき荘。休前日などは予約開始とともに満室になってしまうという。今回は翌日が平日だから取れたようなもの。

温泉に入る前に、浜辺の散歩。西伊豆といえば夕日。この見事なことと言ったら!

沈む瞬間は、大浴場から。天気に恵まれたので、堪能できた。

夕食は、地物をメインにしたコース。さらに、「伊勢海老まつり」ということで、別注で伊勢海老2尾を注文すると、アワビの酒蒸しとサザエのつぼ焼きがサービスされるというので、乗っちゃいました。

田舎コースの料理

コースの一品、地魚の刺身盛り合わせ

伊勢海老の作りと鬼殻焼き

あわびの酒蒸しとサザエのつぼ焼き

いやぁ〜、飽食! 伊勢海老やあわびはもちろんだけど、メバルの煮つけやら野菜の陶板焼きやら、堪能したね。

あとはゴロゴロして寝るだけ。しあわせ〜。


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