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今日は、奈良の世界遺産取材である。
10:23京都着で、荷物を駅前のホテルに預けて10:50発の奈良線で宇治へ。宇治からカメラマンと合流。
奈良に着いたらもう昼なので、とりあえず腹ごしらえから。春日大社の南にある蕎麦屋に行く。駐車場待ちをしているクルマもおり、見れば大阪や京都をはじめ他県ナンバーが半分くらいいるが、そこまでして食べなきゃいけないほどではなかった。やっぱり、そばに求めるものがちょっと中部以東、以北とは違う気がする(これが、また島根県などではレベルが上がるのだから、文化とは奥が深い)。天ぷらはうまかったけど。
春日大社へは、蕎麦屋から6分ほど。表の参道から入るよりも近い。まずは若宮。社殿正面には能舞台を備えた拝殿があり、こちらのたたずまいのほうが、威厳がある。
周囲は古木の原生林。
続いて南門から春日大社のいわゆる本社の大宮へ。
特別参拝券を買って、社頭の中に入る。だからといって4殿ある本殿が間近に拝めるということはなく、ちょっと残念。覗く程度かな。
休憩所になっている直会殿(重文)からの眺め
表参道にあった鹿の手水場
東大寺などに行く前に、奈良公園の北からぐるっと背後を回りこむドライブウェイ経由で若草山へ。山頂から原生林を眺める。なかなかの絶景である。
下る途中からは東大寺大仏殿や、興福寺五重塔も見下ろせる場所があった。
東大寺
いわゆる「奈良の大仏様」で有名な寺院である。とにかく広いのである。まずは大仏殿へ。
これでもかつてよりは小さくなったというが、それでも圧倒的な建築である。
で、大仏様
続いて「お水取り」で有名な二月堂へ。これもなかなか味のある建築である。眺めもよい。
もう16時近い。取材日程的には明日までとってあるのだが、どうやら台風の影響であまり天気は芳しくないらしい。今回は野外撮影ばかりなので、とにかく抑えられるだけ今日のうちに。とにかく興福寺、そして成り行きで元興寺。
興福寺は、発掘調査中で本殿などはきれいさっぱり。現在、主役は五重塔くらいか。
猿沢の池のほとりを通って南下、奈良町へ。かつて元興寺の本堂があったところに焼失後人が住み着いて町ができたという。
現在の元興寺
で、結局撮影が終わったのは19時。
奈良の取材なら奈良に泊まればよいようなものだが、いろいろ食料事情などを考えると、奈良には申し訳ないけど京都から「通勤」させてもらうが吉。で、奈良からその足で宮元町の小料理屋さんへ。1時間ほど食事して、カメラマンが知り合いというお茶屋さんのバーでまた1時間ほど。会った舞妓さんが身に着けていた花簪、昨日浅草で取材させてもらった職人さんの作品と聞いてびっくり。世間は狭いというか。京都の舞妓さんで、かんざしをわざわざ江戸の職人に特注する人は少ないそうだが、そんなこだわりもあるものなんだなぁ。
なんか天気が悪そうだけど、とりあえず奈良2日目の予定。天候次第では、打ち合わせに終始するかも。