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断っておくが、自宅は(無理して買った)戸建である。勤め先は、関連企業ばかりが集まった雑居長屋ビル。立地条件が特殊なだけに、本当に長屋である。
で、クライアントのひとつは2つ下のフロアにあったりする。昔は神田と新宿という距離だったのが、今はエレベーターで結ばれる関係。味噌汁が冷めない距離、ってのは、こういうことじゃない気がするけど、そういう例えを持ち出したくなるような関係である。
ただね、ビジネスということを考えると、ただでさえグループ会社で馴れ合いがちなのに、さらにご近所さんというのは、緊張感を欠く。
どうも、最近の京急が変である。黒字に白抜きの方向幕を白地に黒い文字に変え始めたのは去年のこと。それからいきなり青い電車を走らせてみたり。で、最近は車両の一部に黄色い吊革。どうやら優先席付近だけ色を変えているようだ。
別にどれも悪いといっているわけではないのだが、勤め人をやっていると、こういういきなりの変わりかたっていうのは社長とか役員が代わったときにありがち、と感じる。変に「自分色」を出したがる人が来ると、やたら形になるところの変化を求めたがる。役所なんかに多いパターン。鉄道は民間会社の中ではもっとも役所的な体質だから、同じようなことが起きているのかなと勘ぐってしまう。
「青の電車」とか妙に盛り上がっているけど、京急はやっぱり赤がいい(前にも書いたけど)。それよりも気になるのは、600形車両の改造である。青い600形は、外装だけでなくシートも改造されていて、クロスシートがベンチシートになっている(車端部はクロスシート)。これは、新1000系と同じ構造。今年度の京急の設投計画では600系の改造となっているので、たぶん外装色にかかわりなく600形の特徴はなくなるのだろう。たしかに、ラッシュ時は通路が広いベンチシートが好ましいとは思うけど、京急が他社といちばん違うのがクロスシート車に当たり前に乗れるというところだけに、凡百の私鉄に成り下がっていくのは残念である。
もし、こうした変化が見栄っ張りで効率しか考えていない役員によって決められているとすれば、京急にJR西日本や東武鉄道と同様のトラブルが起きる日も近いだろう。これらが自分のたわごとであることを祈るばかりだ。
しかし、会社に都合の悪いことを言う社員を病院に隔離して警察の聴取に応じないようにする東武鉄道って、かなり腐った体質の企業。三菱ふそう、三菱自動車、三井物産と同じように糾弾されてしかるべきだろう。
よりによって、今週末に東武伊勢崎線に乗らなきゃいけない用事があるなんて、不幸だ。